胎児期、および妊娠中のお母さんの治療について、
具体的な例を挙げてお話しています。
今回は、ケース3の症例についてお話します。
③生後5ヶ月で「便が出ない」という訴えで来院された赤ちゃん。
この赤ちゃんは、検査してみたところ、お腹に何箇所か緊張して動きづらい部分がありました。
オステオパシーという、触れるだけのやさしい治療で、
お腹に触れて少し待ち、お腹の緊張がゆるんだら、治療は終了です。
その後、自然に便が出ました。
赤ちゃんの便秘の理由は様々ですが、主にはストレスです。
赤ちゃんの便秘の解消のために大切なことは、
まず、お母さんがリラックスできる環境を作ること。
・安心して子育てできる部屋の環境を整える
・必要な道具や、疲れた時に赤ちゃんのお世話をお願いできるサポーターがいること
・夫、両親や、同居する家族との関係性・・・心配や伝えておきたいことは、予め伝えておく。
・Wi-fiを切る・・・寝る時だけでも、Wi-Fiを切ると、とてもリラックスできます。
・赤ちゃんを抱きながら携帯電話を使わない
・アーシングをする(体の中にたまった電気を抜く)
アーシングは、具体的には、裸足になって、肌を直接地面に数分触れるだけ。
靴を脱いでできない場合は、素手で土に触れるだけでも違います。
外にでてアーシングするのが難しい場合は、アーシンググッズを活用する方法もあります。
当院でも採用しているアーシンググッズを扱っているリラクリフェさん。
以上の6点を試してみましょう。
これだけで快便になる場合も多いです。
お母さんがリラックスして安心すると、赤ちゃんもリラックスします。
腸の働きは、副交感神経が支配しており、リラックスした時によく動くので
心も体も、安心してリラックスできることが大切です。
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その他、胎児期〜幼児期のストレスとお母さんの関係について、お話します。
子供の知的能力に影響する要素には、
妊娠中の毒素、悪い栄養、アルコール、薬物、タバコなどがあります。
また、母親と父親のストレスが胎児期の脳の発達に影響するとも言われています。
胎児は胎盤を通じて母親と体液の交換をしてるため、母親の健康状態(目に見えない血中のホルモンや有害物質も含む)が直接胎児の健康と関わっています。
以下、Disconnected Kids より子供の神経障害と関連する環境について、
1)高齢の母と父
2)脳のバランスの崩れ、片親もしくは両親
3)両親の食事
4)母と父のストレス
5)母と父の過体重
6)親のビタミンD欠乏
7)家庭内の神経症の病歴
8)母親の健康状態
9)慢性炎症
10)ホルモンレベルの上昇
11)甲状腺機能欠乏
12)投薬
13)妊娠時の病気
14)出産時のトラウマ
15)喫煙、副流煙
16)環境汚染
これだけ多くのことが胎児の健康と関わっています。
そして、両親が健康的でストレスなく生活できるほど、生まれてくる子供も健康だと言えます。
妊活に力を注ぐあまり、ストレスを抱えてしまうような場合もあると思いますが、
まず大切なことは、お母さんのストレスを除去していくこと。
妊娠した後の備えも兼ねて、早いうちから健康状態を整え、環境を整え、人間関係を構築することをしましょう。
身体、栄養、心理、人間関係、環境、
全てが大切です。
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当院では、柔道整復師と看護師、国家資格
を持った2人の専門家が、より良い治療を提供するため、
栄養、心理、肉体、環境、人間関係のストレスなど、全ての面でサポートしています。
治らない症状でお困りの方は、是非一度ご相談ください。