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自分で出来る冬のケア ここがポイント

こんにちは。

院長の増田です。

 

 

例年より、だいぶ早く風邪や

インフルエンザが流行し始めました。

 

当院の患者さんでも、風邪で

体調を崩されている方がいたり

 

マッサージをしてほしい、と

来院される方が増えました。

 

11月は、冷えと乾燥が一気に強まり

皮膚・粘膜の乾燥や、

 

姿勢を縮こませることで

筋肉の緊張が原因となり

 

肩、首、背中が張ってきたり

痛みを感じるケースが増えてきます。

 

こういった症状は、この時期に

特に多くなる傾向があり

 

中には、寝ている間に身体の緊張

が起こり、朝方の不調を感じる方も

います。

 

 

・・・

 

 

そんな、この時期の不調を予防したり

和らげるおすすめのセルフケアは

すばり、保湿です。

 

え?そんなことか・・・と

思われる方も、いるかもしれません。

 

実際に、僕も若い頃はそう思っていました。

 

しかし、皮膚・粘膜をしっかり保湿する

ということは、思っている以上に

とても大きく身体に影響しています。

 

 

皮膚は、私たちの体の中で

最大の排泄器官

とも言われているほど

面積の大きな組織です。

 

 

身体全体を一枚の膜で覆っているので、

皮膚のどこか一部でも乾燥をすると

身体全体を動きづらくさせてしまいます。

 

 

実際に、当院の患者さんでも治療の際に

手や指先が乾燥している方には

保湿をさせていただくことがあります。

 

それだけで、肩と首の動きが改善し

その場で痛みまで軽減してしまいます。

 

なぜ、このようなことが可能なのか?は

その都度、説明させて頂いていますが

 

一見関係ないと思えるような

手先を保湿する、ということだけで

これくらい、症状は変わります。

 

変化や感じ方に個人差はありますが

ほとんどの方で、その場で2〜3割は

動きが改善し、自宅での保湿ケアを

続けていただくと、さらに良い状態が

維持できます。

 

 

 

また、鼻・口腔内の粘膜の乾燥は

容易に免疫力の低下を招き、

風邪やインフルエンザなどの感染症に

かかりやすくなります。

 

ちなみに、インフルエンザウィルスは

湿度50%以上で激減すると言われています。

 

今の時期、加湿器をつけていないと

天気の良い日は湿度40%、もしくはそれ以下

になっていることもあります。

 

濡れた洗濯物を室内に干す、

加湿器を使う、など

 

空気環境を整えると同時に

水をしっかり飲むことも大切です。

(寒いので、白湯も良いです)

 

 

このように、湿度という点から身体を見ると

水をのむことの大切さを身に沁みて感じます。

 

ちなみに、水よりアルコールやジュース、

カフェインを含む飲料を多く飲む方は

例外なく身体全体の皮膚が乾燥し、手足は

カチカチに乾いています。

 

 

皮膚の乾燥は、単に身体の動きや感染症に

かかりやすい、というだけではなく

メンタルにも大きく影響をしています。

 

その点については、また別の記事で案内します。

 

 

まとめると、この時期は、とにかく

 

・肌の保湿

・粘膜を守る(マスクの着用、うがい)

・加湿器などで湿度を50〜60%に保つ

・首を冷やさない(足首、手首、首)

 

が重要!ということです。

 

この点を意識して生活することで、快適な

身体で冬を過ごせます。

 

 

・・・

 

 

ちなみに、妻は病院勤務していた際、毎日

30〜40人くらいのインフルエンザ患者さん

その他の風邪、感染症患者さんと接する

環境で仕事していましたが、

 

一度も「うつる」ことなく、

乗り切っていました。

 

 

そのコツは、

 

・手洗い、うがいの徹底

(手洗いのほうがより重要と言っていました)

・水をしっかり飲む

・保湿

・粘膜を守る

(マスク、ガウン、ひどい時はゴーグルまで)

・加湿器と定期的な換気

・家に帰ったら服を着替えてまずシャワー

(制服・私服ともに衣類についた菌を

持ち込まない)

・よく眠る

 

 

とのことです。

 

 

参考になれば幸いです。