子供の課題、親の課題。

90分コースの中で取り組んでいくことのひとつに、親との関係性に関する課題があります。
感情トラブルの根底にある物は、ほとんどが両親との関係性から来ているものです。


感情に囚われたとき、人は冷静さを失います。
よく考えれば、相手も自分も傷つかない方法があるはずなのに、「あえて」双方が傷つくような方法を選択します。

攻撃的になったり、自分を責めたり。

結果、自己嫌悪に陥り、疲弊して、また更なる悪循環に入っていきます。


自分の内面をよく見て、感情のワークに取り組むと、だんだんと感情的になることが減って、穏やかな気持ちで目の前の問題に向き合うことが出来るようになります。

 

同じような何かの出来事に遭遇しても、感情が動かずに、冷静に穏やかに見られるようになったら、その部分は課題をクリアして、「癒された」という目安になります。

 

 

こういった課題に取り組むかどうかは、個人の自由で、もちろん取り組まずに日常を過ごすことも出来ます。


感情的になるような場面や人を、できるだけ避けたり、

見て見ぬ振りをして、内心は感情が反応している自分を押し殺したり、

ほかの何かに没頭してみるとか、対処の仕方は沢山あって。



でもそれは、問題を根本解決する行動では無くて、人生において、何かの 「選択」 の仕方や、「行動の自由度」は下がります。

しかし、感情的になって、相手と自分を傷つけることはせずにすみます。


さて、この手をつけずに放置した課題がどこへ行くのか?というと、子供が変わりに同じ課題に向き合うことが多いようです。

実際に、90分コースで取り組んでいる患者さんを見ても、これまで関わってきた様々なケースを振り返ってみても、

だいたい3世代に渡って同じテーマを相続していることがほとんどです。

3世代より前のことは、話を実際に聞く機会がないので、確認するのが難しいけど、実際は3世代より前から、ずっと続いてきた課題なのかもしれません。

 



結局、両親が放置した手つかずの感情トラブルは、成長の過程で子供が学習(無意識の姿勢と行動のパターンや、言葉の主観的意味、等)し、学校や社会の中で向き合う場面と遭遇するのです。


このとき困るのは、同じ課題を後回しにしていた親です。

 


自分自身が解決していない、やり残した課題(子供が家庭に持ち帰る問題)を突きつけられると、解決方法を見つけられない親は、感情的になり、子供に苛立ちをぶつけます。


それは、大きいものでは、「なぜ生きるのか?」と言う問いだったり、
より現実的な部分では、仕事や恋愛の悩みだったり、

人間関係だったり。


子供に対して感情的になるのが、当たり前のように思う人もいるかもしれませんが、

本当に相手の未来のことを真剣に考えた行動は、感情的になってぶつかることでしょうか?


理屈で言えば、もっと良いやり方があることもわかっているのに、どうしても理性的な行動がとれない。


そこに、自分自身の課題が残っています。


感情は、自分の本質に近づくための、大切な鍵になります。


目の前の事を一つずつ見ていくと、自分の本当の気持ちにたどり着きます。
それは、親の親の世代から続く、先祖代々のパターンを理解する助けになるのです。

 

 

理解すれば、対処もできるし、その課題を終えることができます。

そういうふうにして、1つずつ、自由になっていく。

 

 

実際にやることは、とても地味で現実的なことですが、無意識のパターンを抜け出した時の開放感や、現実面での変化は、本当に素晴らしいです。

 

 

何をやっても、現実変わらなかった、とか、「何かがおかしい」 ということは分かるのに、抜け出す方法がわからない、とか、

検討もつかないけど、自分の中に何かヒントがあると思う、とか、ピンと来た方は、90分コースでフォローさせて頂きます。

 

 

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