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中医学の視点から見た、健康とは?

先日、友人の薬剤師で国際中医師(漢方の専門家)の初めての講座に参加してきました。

 

 

彼女は、有名な内海聡医師の弟子でもあり、川崎で調剤薬局に勤めながら、精神科のお薬の減薬相談をオンラインでも対応しているので、ご興味がある方にはご紹介することもできます。お声かけください。

 

 

 

 

さて、今回のお話の中で、中医学の視点で見ても、やっぱり健康の本質は共通している、ということを改めで実感したので、そのことをシェアしたいと思います。

 

 

 

 

心身一如という考え方を聞いたことがありますか?

 

辞書で調べると、

 

・・・・・・・・

仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、つのものの両面であるということ。 ▽「身心」はからだと心。 「心身」とも書く。 「一如」は真理はただつである意。

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とあります。

 

 

 

 

身体と精神は一体であり、分けることはできず、 一つのものの両面にすぎない 

 

 

という意味で

 

 

体の悩みを解決しようと思うなら、マインドや考え方、感情の癖を一緒に取り組んでいった方が早く望む成果を出しやすいし

 

 

心の悩みを解決しとうよ思うなら、体のことに先に取り組んだほうが、結果が出やすい

 

 

というのは、日々患者さんと接していても感じている事実です。

 

 

 

 

また、心というのは目には見えないですが、確かに感じることができるものであり、肉体を物質的に構成しているのは、日々、食べているものなので

 

 

つまり、

 

 

どんなものを普段から食べているか?ということは、体の健康度合いだけではなく、心の状態にも密接に関係があります。

 

 

 

 

この考え方は、中医学的に見ても

 

ホメオパシー的に見ても共通することで

 

 

 

増田治療室の基本方針で、初診の方に一番最初にお話しすることにも通じているのですが

 

 

私たちの肉体を構成しているものを整えないことには、どんな方向性を変えるシグナルを与えても

 

 

(シグナルを与える、というのは、医薬品もそうですし、漢方にしても、ホメオパシーのレメディにしても、徒手療法で体に直接アプローチしても、何かしら体に働きかけるシグナルを与えて、病気や不調の方向に向いてしまっている流れの方向性を変えること)

 

 

元となる体の状態を整えていなければ、効果を感じにくい

 

 

つまり、

 

 

体が反応できない、修復するためのエネルギーや材料がない

=結果、変化が遅い、回復や修復まで至らない、

 良くても現状維持

 

→治療の反応が悪い、治りにくい人の特徴の一つ

 

という結果になります。

 

 

 

 

従って、いろいろな学問により、アプローチの仕方は無数にあるけれども、

 

 

良い結果を手にしたいと思うなら

 

食事の取り組み、栄養状態を整えること、解毒をサポートすること、睡眠をしっかりとり活動と休息のバランスをとる事、適度に筋肉を動かすこと(運動)などは

 

家で言うと基礎、土台を作るようなもので、

 

 

基礎無くして、家は建たない、避けては通れない取り組み、と言うことになります。

 

 

 

 

 

 

また、中医学の視点から見ても、水を飲むこと、塩や油の選び方、とり方は、一番最初の基本的な取り組みとして考えている、と言う点も、非常に深く共感いたしました。

 

 

彼女はガチ理系の元研究職でもあるので、生化学的な視点からも、やはりそれは理にかなっているというお話でした。

 

 

二重結合の位置が、とか、脂肪酸の構造の部分から理解したい方には、よだれの出るような面白い話だと思います。なかなか本だけ読んでも理解しきれないのではないでしょうか。

 

 

リアルではもう二度としないそうですが、(何せ3時間一気読みなのでね😂)録画受講は可能なので、ご興味がある方はお声かけください。(3850円カード決済or銀行振り込み、レジュメ付き)

 

 

 

 

当院でも、専門職や健康の仕事に携わるプロフェショナル向けの講座では、電子のフローやスピンの向きの違い、生体化学的な見方の基礎と実際の検査方法、アセスメントのコツ、治療の実際と症例のご紹介など、理論と実際の治療の面でも納得していただけるような情報提供をしております。

 

 

初めてこういった情報に触れる方には、簡単にわかりやすく、すぐに効果を感じられる取り組みからご案内しております。

 

初めての方には、不定期開催のお茶会や、動画受講のコースなどをおすすめしております。

 

 

 

 

知るほど、いつも思うのは、

 

 

◯大切なこと、本質(成果に直結すること)は、どんな自然療法も、現代医療も、同じであること

=薬を飲んでも、誰かの治療やセラピーを受けても、それだけでは治癒はしない。

 日々の生活や食事、マインドを整えることが、最短最速で結果を出すコツ。

 

 

◯本質は、シンプルで地味。特別な魔法みたいな療法は存在しない。

=地味なことを真面目にできる人は結果が出るのが早く、リバウンドしない。

 結果、長期的に健康になり続ける考え方と習慣を手にしていく。

 

 

◯実践なくして真の理解は無い

=机上の空論ではなく、実践してみて、初めて自分に合った量やタイミングや方法がわかる。

 わかるのは、一番最後。(知る、やる、できる、わかるの順番)

 

 

 

 

ちょっと辛口になってしまったかもしれないけど、まとめてみたら、改めて基本に取り組むことの大切さと価値に確信を深めました。

 

 

 

 

こぼれ話・・・

 

 

その昔、精神科勤務時代に、DDクリニック(内海医師のクリニック)での治療が破綻してひどい状態で強制入院になった患者さんを対応したことがあります。

 

 

そういうケースに遭遇すると、いつも感じるのは、医療が良いとか、自然療法が良いとか、どの先生が良いとか、悪いとか、っていう表面のことではなくて

 

 

この先生のところにさえ行けばなんとかなる、的な、依存の心をまずは癒し、対応していく必要があるし、家族のサポート無くしてどんな治療も成り立たないし、学ばない=無知は、罪、とすら感じたこともあります。

 

 

しかし、学ぶことだってエネルギーが必要なので、栄養状態が悪い人は学ぶ、って言うことに意識もいかないし、頭にも入らないし、理解ができません。エネルギー不足だから。

 

 

なので、やっぱり食べることを整えるのが一番最初だな、と思うわけです。

 

 

その次が、自分でどうしたいか、方向性とゴールを決めること。

 

 

なかなか、まず栄養を、まず水と塩を、と言っても、理解してくれる方ばかりではないですが、地道にお伝えしていきたいと思います。