こんにちは。
院長の増田です。
子どもの発達と成長に関するご相談を
具体的な症例を交えて、
何回かにわたりお話しさせて頂きます。
今回は、
ケース②生後3ヶ月_股関節の左右差とむくみ
で相談にみえた赤ちゃんについて。
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赤ちゃんの片側に出てくる問題は、
経験上、お母さんの抱えてる問題と同じ側にトラブルが起きる事が多いです。
・左右の足の動きが明らかに違う
・片側だけ浮腫んでいる
まずは、生活の中で片側だけ負担がかかる事をしていないか確認しましょう。
例えば、
■おんぶ用の紐が締まりすぎていないか。
■オムツを履かせるときに無理に片足を引き上げていないか。
■抱っこの時片方の足が窮屈になりすぎていないか。
赤ちゃんは柔軟なので、構造的に締め付けて長時間同じ形でいたりしなければ、まずトラブルが起きることはありません。
それでも、片足だけ明らかに動きが違う時は出産時のトラブルがあった可能性があります。
・・・
今回のケース②の赤ちゃんは、
左股関節から腰にかけての緊張が原因でした。
軽く動かして緩む位置で待つと、むくみは引き、皮膚も左右差が無くなりました。
股関節の左右差は、おむつの交換の時などにチェックする事ができます。
どちらの足も同じようにオムツをはけるかを見てあげると良いです。
赤ちゃんの異常に気がついたら、
お母さんは自分の体にも股関節の動きが悪くなっていないか左右差を調べてみましょう。
お母さんの身体がバランスが取れていると、抱かれている子供は自然と整います。
自分が一生懸命に何かしようとするほど緊張して固くなる身体。
慣れない子育てに力んでしまうこともあるかもしれません、
肩が凝って、腰が痛いという方も多いです。
そんな時は、受け取る気持ちでいると関係がうまくいきます。
産後の安定でバランスを崩した体は、一度整えるだけでもすっきりと楽になる事が少なくありません。
メンテナンスが大切。
柔らかく身体が使えると、
自分のストレスも赤ちゃんのストレスも減って楽になります。
当院では、
食生活や体の使い方、家族関係の考え方まで合わせて診させて頂いています。
栄養が足りなくても、
家族とのコミュニケーションがうまくいかなくても、
身体がバランスを崩していても、
どれが1つ欠けてもうまくいきません。
うちの子はどうかな?
ママの状態はどうなんだろう?
何か気になる点がありましたら、
是非お気軽にご相談ください。
なお、当治療室では、
赤ちゃんやお子様の治療に関して
子ども料金は設定しておりません。
理由は、赤ちゃんや子どもだけではなく
ご両親、もしくはお母さんの治療や
カウンセリングが必要になるケースが
ほとんどなので
ご家族全体の治療になるためです。
なお、初診料に関してですが、
子どもの治療に関しては、ご両親どちらかが
施術を受けている場合は頂いておりません。
どうぞよろしくお願い致します。
次回は、ケース③の症例について
お話しさせて頂きます。