こんにちは。
院長の増田です。
からだの境界線 皮膚のお話の続きです。
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前回までの内容は、
人との関わり方が皮膚に現れ、
自分のあり方や、自分に対するイメージ(セルフイメージ)が
皮膚に現れる、というお話でした。
皮膚の状態は、体の健康状態、その人の心理状態、人間関係までもが
関係しています。
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自分の皮膚を触って、感じてみましょう。
どんな感じがありますか?
ザラザラしている。
ツルツルしている。
さらさらしている。
もっちりしている。
硬い。
柔らかい。
乾いている。
etc...
いろんな質感が感じられると思います。
健康的な肌の感触は、水分と油分のバランスが良く、もっちりしています。
キメが整って、弾力があり、ハリがあります。
このような肌は、外的な(物理的な)ストレスにも強く、傷や怪我をしても、治りやすいです。
どうしたら、より良い皮膚になるでしょうか?
ザラザラした皮膚は、触られることを恐れ、無意識に人を遠ざけます。
どうしたら、もっと柔らかく、潤い、しなやかな輝く肌になるでしょうか?
・
ある人は、ストレスフルな生活から、肌が乾燥して魚のウロコのようにザラザラになり、
服を脱ぐ時には、乾いた皮膚がパラパラと大量に床に落ちてしまうような状態でした。
それでも、聞いてみると、保湿化粧水やクリーム、オイルを大量に塗り込んでいる、
と言うのです。塗っても、塗っても、肌に入っていかない、という状態でした。
そんな時、生活にも潤いがなく、人としても心がカサカサに傷ついて、すさんでいる状態でした。
そこからその人がしたことは、
・水を変えて、水をのむ。
・塩を摂る。
・ストレスで食事が取れない状態だったのを、どうしたら食べたくなるか?を
友達に相談して、サポートしてもらう。
・1週間に3回は海水浴に行ったり、海辺を裸足で散歩した。
・お風呂に入る時、塩を手に山盛り2杯入れて入浴。
・自分のカラダが求めていることを感じて、それを実践した。
(眠い時に眠る、トイレを我慢しないetc 小さなことから大きなことまで)
・人としての生活を整えた。
(食べること、寝ること、部屋の掃除や片付け、内面の断捨離)
・自分の内面をよく見て、感じるワークや治療をやり続けた。
生活を改善し、栄養状態を整え、1年が経つ頃には、全身からパサパサと落ちていた
魚のウロコのような肌は、ツヤを取り戻し、もっちりとしたキメの整った肌になり、
仕事にもプライベートにも、活力を取り戻し、人間関係までもが良くなっていました。
・
肌に栄養を与えることは、自分に愛を与えることです。
ここでいう栄養とは、単に食事をとる、という意味ではなく
水、塩を基本として食事を整えることの他に
スキンケア(外からの物質的なケア)
心のケア(内面が潤うこと)
人間関係のケア(健やかに心地よく生きられるように)
運動すること(代謝があがり、体が活性化すること)
睡眠や入浴(生活の基本を丁寧にすること)
などの意味があります。
よく、「自分を大切に。」などと言う言葉がありますが、それはまず、
自分自身の「からだ」から始めると良いと思います。
なぜなら、もし、今、起きている目の前の現実が、思い通りでないなら
自分からも他者からも「大切にされていない」と感じて苦しいなら、
それは、「自分が自分を大切にしていない」ことの投影であり
その根底には、「自分を大切にする方法・仕方がわからない」という問題があるからです。
間違った信念に縛られた状態で「自分を大切にする」ことをやってみても、
そのやり方は、何かがズレていたりして、結果、自分を大切にすることとは
真逆の行動をしている場合もあります。
・
もし、人生がうまくいかない、と感じているのであれば、自分の肌を見てください。
目で確認できる体の組織=皮膚から、今の自分の状態をよく知り、愛を与え、
より良い状態にしていきましょう。
自分のカラダをいたわること、癒すこと、整えること、良くすることは、
自分に愛を与えること、そのものです。
・
今の自分が、いったいどんな状態なのか?
この状態は、どんな意味を表しているのか?
具体的にどんなケアを、どの程度やったら良いのか?
良いと思ってやっていることが、自分のカラダに合っているのか?
といったご相談については、個別に対応しております。
施術の時に質問いただいても良いですし、
食事やスキンケアの方法については、栄養カウンセリング(無料)でも
対応しております。
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