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皮膚のケアの大切さ ーやけど、手術痕、傷跡のケアー

こんにちは。

院長の増田です。

 

今日は、皮膚のケアの大切さについて

ご紹介します。

 

先日、9月16日のM cafe(勉強会)で

お話した内容の一部になります。

 

 

・・・

 

 

当院では、初診のカウンセリング時に

必ず確認していることの一つが

手術歴、手術痕の有無です。

 

 

ぎっくり腰の原因に、

「幼少時の盲腸の手術の影響がある」

と言われて、信じられますか?

 

 

痛みの原因には、複数の要素が絡んで

いることが多いですが

 

 

実は、その中の一つとして

手術痕を治療することで、劇的に身体が

改善する患者さんは非常に多くいます。

 

 

・・・

 

 

それでは、なぜ手術した傷跡が

そんなに問題を起こすのか?

 

という点についてお話します。

 

 

手術した後は、多かれ少なかれ、「癒着」

が起こります。

 

癒着とは、体の組織同士が出血や感染

といった炎症反応や

 

欠損した組織が回復する過程で、

本来くっつくはずのない組織同士が

張り付く現象のことを言います。

 

 

程度の差はありますが、皮膚を切って

中の組織を操作し、また縫い直す

という作業がある以上

 

どんな小さな手術でも、多少の歪みや

引きつりが起きています。

 

 

全身の皮膚は、一枚でつながっている

パワーネットのような物なので

 

その引きつりが原因で、手術とは全く

関係ない身体の部分のバランスが崩れ

痛みを生じることがあります。

 

 

・・・

 

 

皮膚の多少の傷が、そんなに影響するなら

大人になる頃には

問題だらけになってしまうのでは??

 

本当は、そんなに影響や問題など

ないのでは??

 

と思う方も、いると思います。

 

 

実際、僕自身も以前はそう考えていました。

 

 

ですが、実際に患者さんの治療を通して

傷になる場所や、傷の処置の仕方によって

全身に大きな影響を与えるケースが散見され

 

手術痕の治療で劇的に痛みが改善するのを

目の当たりにしてきたので

 

詳しくお話を伺い、手術痕の治療の必要が

あるだろうか?という可能性を

考えるようになりました。

 

 

・・・

 

 

以下に示すケースは

過去に当院に治療にみえた方で、手術痕や

やけどの跡、怪我などの傷の瘢痕の治療で

大きな改善がみられた例です。

 

・ぎっくり腰

・慢性的な首の痛み

・めまい

・寝違え

・膝の痛み

・肩の痛み

etc

 

 

ぎっくり腰やめまい、寝違え、膝の痛み等

を起こした直前の原因としては、

 

何か物をもったり、急に動いたり、といった

タイミングで発症しているのですが

 

治療は、手術痕や傷の部分を解放した結果

大きく症状が改善したものです。

 

 

不思議に思うかもしれませんが、直接の

痛みがでた部分よりも、ずっと昔の過去の傷跡

のほうが大きく影響している場合があります。

 

 

そういった理由で、積極的に傷については

治療を行なっていますが

 

患者さんの中には、肌を露出するのは気が

進まない、とか

 

傷を触れられたくない場合があります。

 

 

 

そんな時は、衣服の上からでも治療はできますし

セルフケアで改善することも出来るので

お気軽にご相談ください。

 

 

 

治療すべき皮膚の状態としては、

 

・動いたときに突っ張る感じがする

・受傷してから1ヶ月以上経っているのに

赤みが引かない

・手術した跡(線)がはっきり残っていて

触れるとピリピリ痛む

・手術したところの周辺の皮膚の感覚が

鈍い、または周りの皮膚と感じが違う

 

 

こういった悩みの多くは改善できます。

 

是非ご相談ください。