院長の増田です。
♪ちいさなものからおおきなものまで、動かすチカラだヤンマーディーゼルー。
という歌を思い出しています。
子供のころ、夕方のTV番組で、ソーセージおじさんの歌のあとに流れていた、
「ヤン坊マー坊天気予報」の歌だったと記憶しています。
さて、 小さなもの と言うと、
人間の細胞や、組織。
さらに小さい物は、分子、原始、素粒子。
大きなものというと、
世界、地球、宇宙。
それを動かす力である ヤンマーディーゼル。
僕は、ヤンマーディーゼルを求めて、 日々学んでいます。
小さな力、大きな力、重力、電磁気力、が この物理世界に働く「4つの力」です。
それぞれの力には、相互作用があって、
強い相互作用は、遠くには届かないけれど、とっても強い力が働く。
重力相互作用は、どこまでも遠くに届くけど、とっても弱い。
その間には、素粒子が働いていて、相互に力を及ぼし合っています。
さて、人 と 人を 引きつける力はなんでしょう?
そして、人を近づけない、 遠ざけてしまう 力 はなんでしょう?
いっしょにいて、 不快 を感じさせる力は?
いっしょにいて、 心地よさ を感じさせる力は?
そこには、目に見えないけれど、確実に働いている「何か」の作用があります。
病 を引き寄せる力はなんでしょう?
健康 を引き寄せる力は何でしょう?
幸福 を引き寄せる力は何でしょう?
本質 を引き寄せる力は何でしょう?
物理的な法則から考えると、
「なにか」を引き寄せているとき、そこには、必ず引き寄せ合う物質があります。
自分が望まない物を引き寄せているとき、必ず引き寄せている自分がいます。
「無意識の望み」が、そこにあります。
・・・
Aさんの話です。
90分コースのカウンセリングの中でしている、今まで気がつかなかった 「過去の思い」 に 気がつくワークをしているときに出てきたものです。
出てきた思いは、昔、母の厳しい教えに対して、我慢し、努力し続けた時の思いでした。
Aさんは、母に対しての「恨み」の感情や、「諦め」の感情を自覚していました。
しかし、そこにかけた過去の自分の努力や、真剣に応えようとした思いは、忘れ去られていたのです。
頑張って、頑張って、打ちのめされても、まだ頑張り続けた、忘れられた「努力家」の自分。
どれほど、努力しても、怒鳴られ、しかられても、それでも母の教えに対し、応えようとし続けた自分を思い出したとき、
「心底、自分はとても良く頑張った。まだ幼かった自分が、母の思いに応えようと、これ以上無いほど努力していた。」
と、過去の思いを思い出し、涙を流しました。
必死で応えようとしていた、幼心の少女は、
何年も努力し続けたにもかかわらず、母の態度は変わらず、最後には、期待に応えることを諦め、母に対して恨みを口にするようになったのでした。
そこから時が流れ・・・
当時の、まっすぐで、真面目で、努力家の少女は、忘れ去られ。
矛盾した感情を持つ大人に対して、ひねくれた、投げやりの、恨み言を言う、成熟した自己否定的な女性へと変わったのです。
忘れ去られた 幼い心の傷が消えることはありません。
必ず、体のどこかに記憶として、残っています。
まるで、過去に深く切りつけられた傷跡のように、体をゆがめ、緊張させています。
その傷は、過去の自分の苦しみを現実へと投影します。
諦めと恨みの根源のような存在が、何度でも目の前に表れ、心を揺さぶってきます。
そして、自分自身が、過去にどれほど努力して、努力して、努力して、懸命に頑張っていたか。
そのことを思いだし、その時の自分に感謝出来るまで、何度でも、何度でも、同じような現象を現実に作り出し、「自分の素晴らしさに気づいて〜!」と、ひたすら伝え続けるのです。
母を喜ばせたい、という、ピュアな心を責めた自分。
自分の努力を、「無意味だ」と、否定した自分。
そんな自分がいる限り、世界は、自己を否定する出来事を、何度でもプレゼントしてくれるようです。
純粋な思いを持ったまま、忘れ去られた自分。
そんな自分を見つけて、救い出すまで。
Aさんは、このワークをした直後から、
関わるのが苦手だった人が急に優しくなったと言います。
今まで近くにいるだけで不快だったのが、嘘のように快適になったと。
世界は、いつもやさしい。
いつ、どの瞬間からだって、変えられる。変われる。
気づけば変わる、思い出せば変わる、一歩踏み出せば変わる、一歩下がれば変わる、時が経てば変わる。
もっと、もっと、もっと。
ただ、見て、気づくだけ。
しっかり、味わうだけ。
深く。深く。深く。
自分を大切にすること。
=人を大切にすること。
自分を幸せにすること。
=人を幸せにすること。
喜びが調和して、連鎖的に広がっていく。
僕を中心に始まる愛の物語がある。
今年も、僕の持てる力全てを、自分と、家族と、大切な友人と、関わる全ての人たちの中にある、幼心の君に届けます。
自分と深く繋がるほど、世界は透き通って鮮やかに見える。
2020年は、自分を開き、外へ表現する一年に。