言葉の使い方で、生き方が変わる。

こんばんは、院長の増田です。今日は、言葉の使い方について、お話したいと思います。

 

 

僕は、コミュニケーションの中で、わかりやすく誤解が起こらない言葉を選択するように意識しています。

ですが、気をつけていても、伝えたい事が伝わらなかったり、間違って伝わったり、ということが起こります。

こうしたコミュニケーションの不調和が頻発するようになると、周囲の人からの不理解や誤解から始まる感情的なトラブルを引き起こすのです。


なので、思い当たる部分のある人(僕)は、大きなトラブルになる前に勉強しましょう。


コミュニケーションの鍵となるのは、言葉です。


今回は、「マジ文章書けないんだけど」、の中から例として、「受動態」と「能動態」の話を。


「受動態」は、○○された。「能動態」は、○○した。
「受動態」は、被害者感覚を表現する効果もあります。


以下の二つの言葉を比べてみてください。

 


①とっておいたスイーツを妹に食べられた。
②妹は、私がとっておいたスイーツを食べた。

 


①は「受動態」、②は「能動態」です。

 


同じ出来事を表現した2つの文章ですが、①の文は、被害者感覚ー感情が見え隠れする文章になっています。


意識して使う分には問題ないのですが、無意識に①の形の言葉を使っている人は要注意です。


無意識に被害者(他責的)になっていて、いつも、誰かに攻撃されている。
という思い込みがあります。


思い当たる方は、「○○された。」の言葉の後に、だから○○する、と続けてみてください。



とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だから、妹のスイーツを食べ返した。


とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だから、改めてもう一つ買うことにした。

とっておいたスイーツを妹に食べられた。
だけど、妹が大好きなので逆に嬉しかった。


やられっぱなしで愚痴ばかりの被害者から、即行動の現実主義者に変身できます。
3つ目の選択肢を行っている人は、問題にすらなっていないので、ある意味幸せかもしれません。



ちょっとした言葉の使い方ですが、「それでこれからどうするの?」をつけて話が出来るようになると、結論がないのに共感を求める会話(愚痴・依存的)が、自分で結論を出す会話(自立)に変わります。


愚痴を言うのに、自分で結論を出さない生き方は依存です。


聞かれてもいないのに、「それならこうしてみたら?」なんて答えるのは、過干渉です。


依存的な自分から卒業するコツは、自分で決めること。
私はこう考える。だからこうする。

 


過干渉をやめるには、沈黙。
会話するなら、「それで、どうするの?」「それで、どうしたいの?」


それだけです。


愚痴を言って、共感されることに、あまりにも慣れすぎてしまうと、自分のしている行動が、まさか依存だったり、自分も相手も大切にしていない、という事実に気が付かなくなります。

そんな自分に気が付き、言葉の使い方や、問いの出し方、人への伝え方、結論(どう行動するのか?)が変わり始めると、人生が自分の意思でコントロール出来るようになります。

 

10年先がさらに快適で、生き生きと生きられるように、今すぐ出来ること。

それって、何か、ものすごく大きく変化することや、魔法のようにある日突然変わること、ではなくて、こういう日常の中にある小さな選択を、丁寧にしていくこと。

その積み重ねの先にあると思います。

 

自分で使う言葉を選び、自分で決めて、自分の人生に自分で責任を持つこと。

そんな生き方が、自分を幸せにしてくれるのだと思います。

 

 

ともに、学び、成長していきましょう。