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疑問を持つこと

こんばんは、院長の増田です。

 

”子供に何を伝えたい?”

”親の立場として子供に何が伝えられるだろう。子供をどう理解できるだろう。”

 

最近、そんなことを考えます。

 

 

去年からの社会情勢の変化によって、人により反応は色々あります。

 

・テレビの情報に振り回され、正確な情報を調べたり学ぶこともなく、わからないまま不安に怯える人

・不安に対して解決する術も対処する術もない人

・まだ起きてない将来に対して、無限の不安ループにはまり体調を崩す人

・健康食品やウィルス対策に取り組む人

・何を調べたら良いか、どう対策したら良いか、具体的に問いかけてくる人

・それほど気にせず、おおらかに過ごしている人

・個人としての立ち位置、社会的な場での振る舞いを使い分けている人

・コロナに関連するコミュニケーションについて相談してくる人

 

 

当院の患者様でも、本当に色々なタイプの方がいます。

 

 

個人的な主観にはなりますが、なぜ?という問いを持つ人、自分はどうしたいか?を、しっかり持っている人ほど、困難な状況にあっても、健全に生きるための力を持っているようにも感じます。

 

 

年齢、性別は関係なく、同じ状況の中にあっても、これだけ多様な反応が生まれる背景には、何があるのだろう?と考えました。

 

まだ答えはわかりませんが、主体的に生きているか。それとも受動的に生きているか。

そういったことが関係しているのかな、と思います。

 

 

 

・・・

 

 

どんな困難な状況にあっても、ウキウキワクワクを忘れずに生きるコツは、自分を大切にすること。

 

あれがやりたい!これがやりたい!体験してみたい!

=健全な欲を持つこと。

 

どうしたら出来る?どうしたら行ける?何が必要?

=疑問をもち、問いを出すこと。

 

考えて、試して、試行錯誤して、そして喜びが待っている。

 

 

・・・

 

 

 

自分の息子を見ていると、1歳でありながら、ひとつひとつのことに目を輝かせて、挑戦して、出来たら喜んで、失敗したらやり方を変えてみて。

 

これは、まさに夢を叶える方法を実践しているのだなと思います。

 

この子はそのままで大丈夫なんだ。と心の底から思えます。

 

まだ言葉が無い、この感覚的な挑戦が、いずれは言語と思考を伴うようになり、さらに深く考える子になっていくのだと思います。

 

その時、親である僕に出来ることは、彼の感覚に言語を与え、思考を伝え、彼自身が自分自身のしていることを感覚的にも、言語的にも理解し、その考えを人に伝えられるようになることなのだと思います。

 

 

・・・

 

 

90分コースの方には少しずつ伝えている内容ではありますが、実の所、この人に伝える、人を育てる、という行動をより高いレベルで実践するには、自分自身に対する理解の深さが最も重要なポイントになります。

 

あなたが、どんな考えのもと、何を感じ、何を考えて行動を決定しているのか。

 

目的と手段と、それを決定する根拠はなんなのか。

 

そして、その行動は、感情と矛盾していないか。

 

 

難しいかな?

 

 

僕もまだ、上手に伝えるということが出来ません。

 

 

それでも、来年の今頃には、もっと妻や子供に自分の素直な気持ちや感覚を伝えられるようになればいいな、と思っています。

 

毎年同じことを考えて、毎日実践して、結果1年経つごとに、伝わる想いの深さが変わっていく。

 

まだまだだけど、それでも去年よりも何倍も幸せに感じられる。

 

せっかく生きているのだから、もっと豊かに生きたいと思う。

 

生きる喜びを感じながら。

 

 

愛は理解より生まれる。

理解が深まるほど、深く愛を感じられる。

 

 

今年は丑年。

 

 

大好きな十牛禅図を読み返しながら、のんびりと、しかし確実に人生が自分のものとなっていく喜びを感じながら生きていきます。