たいせつな考え方

今日は、考え方について、最近特に感じている大切なポイントをシェアします。

 

 

体の治療だけ受ける方にも、カウンセリングを受ける方にも、栄養相談の方にも、2つ、3つ以上同時に受ける方にも、すべての方に共通すると思うので

 

 

もし、何か思い通りに結果が出ないな、とか、うまくいかないな、て感じてることがあったら、

 

 

参考にしてもらえると良いと思います。

 

 

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どんな方にも、これがいい!これが正しい!と思う、または考えている、信じていることって、色々あると思います。

 

たとえば、

 

野菜をいっぱい食べた方がいい、とか

肉より魚のほうが健康にいい、とか

砂糖は控えるべきだ、とか

コーヒーは体に悪い、とか

白米は悪で、玄米のほうが栄養がある、とか

 

毎日決まった運動をしたほうがいい、とか

腰が痛いときは動かない方がいい、とか

薬より自然療法のほうがいい、とか

 

とか、とか、色々・・・

 

 

人によって、本当に色々。

 

 

で、アドバイスを求めていない人に対して、お節介でどうこう言うつもりはないですし、

 

 

何が正しいのか?と聞かれたら、10人いたら、10通りの答えがありまして、簡単に一言で答えられないことばかりです。

 

 

でももし、自分が信じている、当たり前だと思っている、これが良い!と思っている健康法や、食事法、運動を続けていて、思い通りの結果が出ない、または変化しない、悪化している、としたら

 

 

「それって、本当ですか?それって、本当にあってますか?」て、自分の中の常識、当たり前、信じていることを、一度、疑ってみる、ちょっと離れた場所から客観的に見てみることをおすすめします。

 

 

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こうやって書くと、そんなん、そうでしょ、って思う方もいるかもしれないけど、

 

 

うまくいかない、思うように結果が出ない方のお話を聞いていますと、結構多くのケースで共通して

 

 

根本の「考え方」、信じて疑わない「何か」が、邪魔しているなぁというケースが見受けられるので・・・

 

 

方法論(たとえば、納豆を毎日食べる、ぶら下がり棒にぶら下がる、など)が、良いとか、悪いとか、そういう話ではなくて、

 

 

「今の、私の場合、私の体の内部環境や、外部環境(住居や空気環境、人間関係など)、食べ方、ライフスタイル、検査データや画像診断の結果、運動やマッサージ、サプリメントなど、自分に関係するすべてのことを総合して見て、目指しているゴールから逆算して考えた場合、今、良いと思って信じてやっていることが、もしかしたら、違うかもしれない」ていう視点を

 

一度、持ってみませんか?というご提案です。

 

 

(つまり、同じ人でも、状況や状態がかわれば、「その人にとっての良いこと」も、また変わる可能性がかなりある、ということです)

 

 

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それを、どう伝えたら良いのか?

 

常日頃から考えているけど、すごく難しいなと感じています。

 

だって、信じて疑わないものを、「もしかしたら、その信じていることが、逆効果かもしれません」ていうアイデア、提案ですから・・・

 

 

 

実際には、こんなケースがありました。

 

 

ケース①

30年くらい、つづけて、良いと信じて飲み続けている高価なサプリメントがありました。

色々食事のアドバイスも実践して、治療も受けて、少しは良くなったけど、お金も時間もかけている割に・・・もっといけるはずなのに・・・という、悶々とした状態が続いていて。

 

やんわりとは伝えていたけど、ある時、そのサプリメント、思い切ってやめてみませんか?と提案してみて、30年続けてきた高価なサプリメントをやめたら、そのあとから、劇的に症状が改善しはじめました。

 

 

ケース②

糖質は、できるだけ控えるべきです。砂糖も使わないし、甘いお菓子も食べません。なるべく低糖質に気をつけて、主食のご飯も玄米にして、食べ過ぎないようにしています。

 

という、マクロビよりのお食事を勉強して熱心に実践されているケース。

そこは否定せずに、摂らないほうが良いと信じて疑わなかった糖質と動物性タンパク質を増やしたら、1週間で劇的改善しました。

 

 

これは、ほんの一例で、たとえば多くあるのは、ダイエットの仕方とか・・・体脂肪の落とし方とか・・・

運動しすぎて調子わるいケースとか(男性に多いパターンですが、女性でもあります)・・・

長く続いている痛みや不調のケースとか・・・

 

 

本当にたくさんあります。

 

いつも、いつも、治療のたびに、カウンセリングのたびに、相談のたびに、伝えてはいます。

 

いろんな伝え方や、いろんな言葉や、いろんな方法や、いろんなリアクションや、いろんな表現で。

 

時には、バッサリと、ズバッと、厳しめにお伝えすることもあるけど、何回も、何回も、やんわりとやさしく伝えて、それでも、どうしてもそこを見直さないと、結果がでない!となれば、ズバッと、ていう方法で伝えることもあります。

 

伝わるときもあれば、伝わらない、もしくは厳しく指摘されて傷ついた、と言われることもありました。

 

だから、いきなりズバッとは絶対言わないし、聞かれなければ、求められなければ、基本的には言わないです。また、提案したアイデアを受け取る、受け取らないに関しても、一切立ち入りません。

 

ちょっとくらい理論が間違っていたって、そのほうが幸せで、楽しくて、健康だったら、別にいいじゃん、て思うから。それに、人の健康や幸せに、責任はとれないから。

 

 

 

でも、もし【結果を出したい、だけど、現在、思い通りに結果が出てない】というお悩みがあるんだとしたら、

 

一度でいいから、自分の「正しさ」を疑ってみる、ていうのは、大切なプロセスじゃないかなぁ・・・・て思うのです。

 

 

栄養の場合は、単純に量が足りないとか、タイミングがずれてるとか、そういったシンプルな解決で結果が出る場合も多くあります。

 

 

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中には、お話を伺っていく中で、強いご自身の意思で、「私は、こうする」と決めている方もいて、

 

私たちの視点や学んできたこと、実践してきたことから考えると、他の方法を採用したほうが圧倒的に早く結果がでるとは思うけど、

 

そこまで強い意思で、具体的な方法まで決めているのであれば、こちらからはアドバイスも提案も特にしません。

 

その方の方針にそって、こちらでできること「だけ」を淡々とサポートしています。

 

 

いちばん大切にしていることは、「その方が自分で決めること」で、「自分の人生や自分の健康に、自分で責任をもつこと」だから。

 

その方がよく勉強して、よく調べて、十分に納得して決断されたことを、最大限尊重することだからです。

 

 

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長くなりましたが、もし、意識して何か取り組みや努力をしているのに、思うように結果がでないとしたら、

 

「何か私が、間違っているかもしれない」という視点を一度持ってみること、

 

それは、量か、タイミングや頻度か、選択そのものか、質か、それとももっと別なことか、わからないけど

 

一度疑ってみること、事実をよく見て検証すること、やってみてください。

 

 

慣れないと、どこを見たら良いのかわからない、ていうこともあるかもしれないですが、

 

内容のサポートについては、90分コースまたはカウンセリングにて対応します。