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栄養療法で効果が出る人と、出ない人の違い。

こんにちは。

 

先日は、栄養カウンセリングを受けた方の体験シェアをしました。

 

もし、まだ読んでいない方は、こちらをご覧ください。

 

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数回の関わり、、で、取り組みを目に見えて変化、体感が出たのには、理由があります。

 

高校生アスリートの彼らのケースの場合、なぜ、こんな短期間で結果に繋がったか、というと

 

・取り組む目的、目指すゴール(目標設定)が明確だった

→モチベーションが自然と上がり、維持できる状態だった

 

・年齢が若い

→代謝が良い、溜まっている毒素が少ない=反応できる体だった

 

・お母さんのサポートもあり、取り組みが継続してできた

 

という点があります。

 

 

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年代に関係なく、目的や目標設定が明確にある人は、結果に繋がりやすいなと感じています。

 

年齢が若い、家族のサポート、という面は、全員に共通することではないのですが、基本の考え方は同じなので、結果が出る人、出ない人の違い、という点にフォーカスして今日はお話ししたいと思います。

 

 

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結果が出ない、体感が出ない人にも、特徴がいくつかあるのですが、なぜ、同じ取り組みをしても、結果が出る人と、出ない人がいると思いますか??

 

 

 

 

それは、栄養素や食事そのものが良い、悪い、というよりも、受け入れる体の状態、背景が大きく関係します。

 

 

 

 

例えば、タバコを吸う人は、タバコを吸わない人に比べて 10倍のビタミンCを消費する、と言われています。

 

 

つまり、タバコを吸う人は、生きているだけでタバコの解毒のために10倍のビタミンCを必要とし、もし体のお悩みを解決したい、もっと美肌になりたい、と思えば、さらに加算して栄養を補給していく必要があります。

 

 

ちなみに、これはビタミンCだけの問題ではなく、全身の血管に負担をかけて、老化、劣化のスピードを促進する因子を「無かったことに」するためには、他にも多くの栄養素を消費します。

 

 

 

 

 

この場合、単純にビタミンCだけを切り取ってみても、

 

 

タバコを吸わない人が1日3mgのビタミンCを摂った場合に、疲れにくくなった、痛みが感じなくなった、という体感が出たとしても

 

 

タバコを吸う人は、タバコの害を相殺するため、1日3mgのビタミンCでは到底間に合わないので、健康になった、美しくなった、というような体感は、当然出ません。(量が圧倒的に足りない)

 

 

体に問題がない、健やかな状態を0(ゼロ)と考えた時に、ー200を −190くらいにする効果はあるかもしれません。敏感な方は、それでも、相対的に +10の部分を「体感」として感じる場合もあります。

 

 

 

 

 

それ以外の栄養素にも共通していて言えることですが、

 

水道水を飲んでいるのか、

浄水器を通した水を飲んでいるのか、

ペットボトルの水を飲んでいるのか、

 

という点をひとつとっても、体に及ぼす影響はかなり違います。

 

 

菌活、という視点で見れば

 

コップ1杯の水道水を飲んだら、平均して腸内細菌は2週間ダメージを受ける、と言われています。

 

 

他に、どんな良い食事やサプリメントをとっても、消化吸収の要である、腸内環境が乱れていては、効果的に栄養を使うことができず、便と一緒に体外に出ていってしまいます。

 

 

実際に、あらゆることに気を付けているのに、いまいち良くなりません、というような方で、よくよくお話しを聞いていると、水道水を飲んでいた、というケースには何例か遭遇しました。

 

 

 

 

お風呂に例えるとしたら、

 

栓をしないでお湯を張っても、なかなかお湯がたまらないようなもので、

 

 

また別の言い方をすれば、

 

汚れがこびりついて、ゴミが溜まって、要らないもの(=食品添加物、小麦粉や大豆のとりすぎ、精製された糖質、植物油脂、トランス脂肪酸など体の負担になる油、加工食品、重金属など)が溜まったお風呂に、綺麗な水を入れても、一向に風呂の中は綺麗な水がたまらない

 

のと同じで

 

 

 

体の中に、どの程度、ゴミ、老廃物、代謝産物、を溜め込んでいるか?

 

体の中に、どの程度、新たなゴミ、炎症を助長する物質、添加物、負担のかかる食事を入れているか?

 

 

 

によって、

 

 

食べた食事、摂った栄養素の効果の出方は変わってきます。

 

 

 

 

 

 

便通が整っていない方は、便通や腸内環境を整える取り組みをすると同時に

 

腸内環境を乱す食事を減らす、やめる努力をしていくことが、早く効果を出すコツになります。

 

 

 

 

どの程度、何を気を付けたら良いか?は、個人差が大きいので、一概に言えないですが

 

ひとつの指標として、容量反応曲線、というものがあります。

 

 

 

医薬品や栄養を取るときに、量を決めるひとつの指標なのですが

 

取り過ぎれば致死量、

 

少なすぎれば効果がない、

 

適切な量(副作用が少なく、最大限に効果を発揮する量)を決めるために

 

どの程度の量が必要か?というグラフです。

 

 

目安はありますが、背景(体内環境、代謝、毒素の溜まり具合、新たな毒素の入り具合)によって

個人差がかなり大きいです。

 

 

つまり、同じビタミンCでも、3mgで効果がある人と、ないと感じる人がいて、何mgで効果が出るか?は人によって違うので、分からない、ということです。

 

 

自分にとっての、最適な量を、ぜひ見つけてみてほしいと思います。

 

 

 

 

食事や栄養に気を付けても、あまり効果が出ない、という方の場合、単純に量を増やしてみて、どの程度まで増やしたら効果があるか、を検証してみる、というのが一つの方法としてあります。

 

 

また、それと同時に、何を食べないか、という点を徹底して取り組んでいくことが、効果を発揮するために一番経済的な負担もなく、結果につながる、という点をご理解いただければと思います。

 

 

 

 

量と同じく、何から取り組むか?という優先順位もかなり重要なところです。

 

私の場合はどうなんだろう?と気になる方は、治療の時にお声かけください。

 

体の反応のチェックは治療の時に見ることができます。

 

 

具体的な栄養の取り方、サプリメントの選び方については、1週間の食事レコード、採血結果、どんなお悩みを解決したいか、どんな目標を達成したいか、によって、ご提案内容は個人差が大きいため、カウンセリングにて対応しています。

 

 

 

 

参考になれば幸いです。